函館市内へのアクセス、バスは苦戦か?
新函館北斗から函館市内へ公共交通機関で行くには、JR北海道の「はこだてライナー」のほか、バスで行く方法があります。ところがこれらのバス、利用が振るわないようです。
函館タクシー(函館帝産バス)は3月26日から新函館北斗駅-函館空港間を五稜郭地区経由で結ぶバスの運行を開始しています。JRの駅が遠い五稜郭地区の住民や五稜郭公園を訪れる観光客らの需要を狙っていましたが、1日平均の利用客数は11人程度。乗客は休日でも1便当たり5~6人で、平日だと1人しか乗っていない便もあるようです。新函館北斗駅-湯の川温泉間を1日10往復する北海道観光バスも同様で、1便当たりの利用者数は4~5人程度にとどまります。
それでは新函館北斗と函館市内の移動には何が使われているのでしょうか? 公共交通機関ではJR北海道の「はこだてライナー」が利用されているようです。新幹線も「はこだてライナー」も同じJRグループなので、新函館北斗到着前には、接続する「はこだてライナー」の案内があります。駅の外に出なくても在来線ホームに行けば「はこだてライナー」が停まっているのですから、当然ながら「はこだてライナー」で函館市内に向かうのです。地元の人たちは当然ながら車を使います。新函館北斗には大規模な無料駐車場があります。これまで車で函館に行っていた人は、車で新函館北斗に向かうのです。道外の人にとってもわかりやすい「はこだてライナー」、地元民は車で直接新函館北斗、どちらも自然な動きでしょう。
バス会社は、利用が振るわない原因を知名度の不足が原因だとしています。函館帝産バスは「駅すぱあと」の運営会社と提携し、観光客がバスを選ぶことができるようにします。函館バスは、新函館北斗でのバスの案内表示を改良することを考えています。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0263494.html)
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