「ゆふいんの森」に上下制振制御システム
博多から由布院を経由して別府まで行く特急「ゆふいんの森」、1日3往復運転される、人気の観光列車です。
このたび、博多-別府間を走る1日1往復、3号と4号(キハ70形、キハ71形使用)について、乗り心地を向上させるため、「可変減衰上下動ダンパーによる制振制御システム」を新たに搭載しました。5月13日から稼働しているようです。台車と車体の間に設けられたまくらばねに並列するように可変減衰上下動ダンパーを取り付け、床下と床中に取り付けられた加速度センサーで測定した車体の振動に合わせてダンパーの減衰力を制御します(床中には制御装置を取り付けています)。これにより、上下振動は振動前に比べて半分程度に減り、乗り心地が向上します。
このシステムは公益財団法人鉄道総合技術研究所が日立オートモティブシステムズ株式会社と共同で開発したもので、JR九州の一部列車ですでに採用されているものです。「指宿のたまて箱」、「はやとの風」、「ななつ星in九州」、「或る列車」に搭載され、「ゆふいんの森」は5つ目です。
(参考:JR九州ホームページ http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/831/yuhumoriseigyo.pdf、産経フォト http://www.sankei.com/photo/daily/news/160511/dly1605110037-n1.html、乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/51308/)
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