121系はすべて7200系に
以前、121系の一部が7200系になったという話を記事にしましたが、7200系になるのは1編成だけではありません。19編成すべてが7200系になるのです。
それでは、どこが変わるのでしょう? まず、車両の制御方法をVVVFインバータ制御としています。主電動機は直流モータから交流モータにしています。台車は川崎重工の「efWING」になり、走行安全性の向上と大幅な軽量化が図られています。車両を巻く帯が121系のデビュー時と同じ赤になり、その下に細い緑のラインを引いています。新台車「efWING」を用いるなど環境に配慮したエコロジーな車両という意味です。客室については、腰掛モケット、窓枠などのリニューアルを行い、車いすスペースも設けています。行き先方向器は幕からLEDになっています。そして、車両の改番まで行われ、7000系との連結を考慮して、7200系となりました。Mc車が7200代、Tc車が7300代となります。
7200系の運転開始日は6月以降となる見込みです。運転区間は121系時代と同じく、予讃線高松-伊予西条間、土讃線多度津-琴平間です。
(追記1)
7200系は6月13日に営業運転を開始しました。なお座席配置は、ワンマン改造されたものと同様、片側がロング、もう片側がクロスシートとなっています。
(追記2)
121系の第4編成はリニューアルを行い、9月9日、7200系R04編成として出場しました。
9月12日からは同じ7200系R03編成とともに4両編成で運用についています。固定された運用となっています。なお、休日はR03編成のみの単独運転となり、車両検査等の都合で、7000系が走ることもあるようです。
(参考:JR四国ホームページ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2016%2005%2011.pdf、railf.jp http://railf.jp/news/2016/06/14/180000.html、http://railf.jp/news/2016/09/30/180000.html、「鉄道ファン」2016年8月号 交友社、「鉄道ファン」2016年9月号 交友社、「鉄道ジャーナル」2016年8月号 鉄道ジャーナル社)
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