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旧型客車で横浜から郡山へ

 JR東日本高崎支社には、1938年から1955年にかけて製造された7両の古い客車があります。旧型客車といわれるもので(明確な定義はありませんが、鉄道省、国鉄時代に製造された乗降口扉が手動の古い客車を指すようです)、その大部分は老朽化あるいは電車化、ディゼルカー化により不要となり、廃車となりましたが、高崎支社にあるのはイベント用に整備、保存されています。

 4月~6月まで行われている重点販売キャンペーン(「『福が満開、福のしま。』福島県観光キャンペーン2016」)に向けて、JR東日本横浜支社は6月4日、横浜から郡山へ「ELレトロ福島号」を運行します。旧型車両に乗ることができるイベント列車は時々ありますが、横浜から郡山まで約6時間も乗ることができるのはなかなかありません。

 「ELレトロ福島号」は電気機関車がスハフ32、スハフ42など6両の客車を牽引します。電気機関車は横浜-黒磯間がEF64、黒磯-郡山間がED75です。EF64が東北線の客車列車を牽引したということはなかったはずですが、ED75は昭和50年代まであった国鉄時代の旧型客車列車を彷彿とさせるものです。

 さて、「ELレトロ福島号」は全車指定席の快速ですが、乗車するにはツアーに申し込む必要があります。「ELレトロ福島号」乗車に崎陽軒記念掛紙付弁当がついた片道コースか、これに復路の東北新幹線(郡山→東京、乗車できるのは2本のみ)がついた往復コースです。1人からでも申し込みができ、料金は片道コースが7600円、往復コースが13600円です。募集人員は片道コースが270人、往復コースが210人、販売開始は今日5月10日13時から「びゅうプラザ」のインターネット発売等で行います。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2016/yokohama/20160428_y01.pdf)

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