「オホーツク」、「サロベツ」等の一部が旭川発着に
以前、石北線の特急「オホーツク」、宗谷線の特急「サロベツ」の見直しについての記事を書きましたが、その続報です。
JR北海道は2017年春のダイヤ改正で、石北線札幌-網走間の特急「オホーツク」4往復のうち2往復について、旭川-網走間に短縮する方針です。また、宗谷線についても、札幌-稚内間の特急「スーパー宗谷」2往復と「サロベツ」1往復の合わせて3往復のうち、2往復を旭川-稚内間に短縮します。もちろん、乗客の利便性の維持のため、札幌-旭川間の特急と乗り継ぎしやすいダイヤにするそうです。「スーパー白鳥」の廃止で浮いた789系を使って、増発や編成数増を検討しているようです。
特急の区間短縮の理由は、旧型のキハ183系について、経営難で新しい車両を十分に確保することができないため。「スーパー宗谷」は比較的新しいキハ261系を使っていますが、キハ183系の廃車により特急用車両が少なくなってしまいます。そこで「スーパー宗谷」についても一部は運転区間を短縮することにしたのです。本来なら、バスやマイカーに一切を委ね、撤退するのが最善解としか言いようがない普通列車ならともかく、幹線輸送のある特急列車は地元の支援を前提に残すのが望ましいところでしょうが。石北線や宗谷線は2両で走り、旭川で増結して6両編成で運転してもいいのです(ただし、これにはディーゼルカーの増備が必要です)。札幌近郊以外は石勝線みたいに特急だらけにするのです。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0273598.html、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/jr-hokkaido-15/)
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Comments
こんばんは。
オホーツクの区間短縮は2・3・6・7号を札幌~旭川間で短縮すると1運用浮くのでおそらくこうするのではないかと思います。
稚内方面は現行のサロベツが2日で1往復する贅沢な運用なので、区間短縮以外に時間の建て替えもあるかもしれません。
電化区間に関しては、今回改正でエアポート運用がなくなって電車特急の運用が減っているので、それで十分賄えるでしょう。
グリーン車の問題がありますが、青函回る789系で補うかもしれませんね。
Posted by: 東怪人 | 2016.05.25 10:30 PM
東怪人さん、こんばんは。
* オホーツクの区間短縮は2・3・6・7号を
実際のところ、どの便を短縮させるのでしょうか?
* 電化区間に関しては、今回改正でエアポート運用がなくなって電車特急の運用が減っているので、
そう考えると、札幌-旭川間に関しては心配いらないでしょう。
Posted by: たべちゃん | 2016.05.25 11:06 PM
道新によると、
>> 旭川―札幌間の特急の車両を増結し、乗り換え客の座席の確保に配慮するという。
ということなので、リレー用編成は789系6両が基本になるんじゃないかと思ってます。
で、繁忙期は2両増結と。
Posted by: 誰か | 2016.05.26 12:27 AM
誰かさん、おはようございます。
* >> 旭川―札幌間の特急の車両を増結し、
該当する記事を見つけましたので、本文を一部修正しました。
Posted by: たべちゃん | 2016.05.26 06:12 AM
旭川発着になったら結構不便になるでしょうね.
キハ261が増備された後には、札幌発着に戻さなければならないと思うので,旭川発着はあくまでも暫定措置であってほしいと思います.
Posted by: 84axgd86dm70 | 2016.11.22 10:36 AM
84axgd86dm70さん、こんばんは。
* 旭川発着になったら結構不便になるでしょうね.
JR北海道としては厳しい事情の上での結論でしょうが、不便になることは間違いないでしょう。
Posted by: たべちゃん | 2016.11.22 10:26 PM