東武野田線逆井-六実間複線化へ
東武野田線は大宮から春日部、柏を経由して船橋に至る路線です。急行の新設、新車(60000系)の投入といった改善が進んでいます。
しかし、東武野田線は複線と単線が混在しています。3月に運行を開始した急行も、急行運転するのは大宮-春日部間だけです。春日部-船橋間は単線区間があることなどを理由として、各駅に停まっています。
その東武野田線ですが、一部で複線化を行うことになりました。以前にも記事にした、逆井-六実間(約3.9キロ)です。ここは柏-船橋間で唯一の単線区間で、ここを複線化することによって、柏-船橋間は全線複線化されます。複線化工事は2016年度下期に始め、2019年度末の完成を目指します。複線化することによって、交換のための待ち合わせ時間が解消され、所要時間が短縮されます。
この複線化工事により残る単線区間は春日部-運河間(一部を除く)の約18キロになりますが、残る区間も順次複線化されるわけではありません。というのも、この区間の一部、清水公園-梅郷間において高架化工事が行われていますが、単線のままで高架になるのです。つまり、この区間は複線化を行うほどの需要はないと考えているわけで、いくら将来の複線化に対応できる構造にはなっているとはいえ、近いうちには複線化することはないのでしょう。
(参考:東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201604/CK2016042802000188.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2016/04/26/232/、「鉄道ファン」2016年7月号 交友社)
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