指宿枕崎線山川駅、10月から駅員復活
指宿枕崎線の山川駅は、JR九州の鉄道事業の赤字削減のため、3月26日に無人化されました。山川駅はこれまで日本最南端の有人駅であったのですが、無人化によって日本最南端の有人駅は隣の指宿駅に移ったのです。
しかし、山川駅は1日59便が発着し、約450人が乗降します。鹿児島中央方面からの列車の大部分が折り返し、通勤通学客だけでなく観光客も利用する主要駅です。そこで山川駅のある指宿市は、10月から駅員を置くことにしました。日本最南端の有人駅が再び山川駅に戻るのです。JR九州から指宿市が簡易委託を受け、管理するのです。それに必要な予算は指宿市議会に提案しています。可決されたら、7月にも駅舎管理の受託者を公募します。
10月以降、駅員がいるのは平日(年末年始を除く)の7~9時と16~18時の合計4時間。この間に上下14本の列車が発着し、切符や定期券の販売、駅舎の清掃のほか、山川港を発着する根占行きのフェリーへの乗り継ぎ案内なども行います。
指宿市は2017年春までの半年間の利用状況などをもとにして、必要に応じて駅員がいる時間の変更なども検討します。JRの駅を市町村が受託管理しているのは、鹿児島県内だけでもすでに西頴娃駅(指宿枕崎線、南九州市)など6駅があります。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/railway/20160607-OYS1T50041.html)
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