原宿に新駅舎建設で今の駅舎は?
山手線の原宿駅駅舎は、大正時代に建てられたもの。駅自体は1906年に開業しましたが、1920年に創建された明治神宮参拝者の便を図るため、1924年に現在の西洋風の駅舎ができました。骨組みを露出させた、「ハーフティンバー」と言われる建築様式です。以来、この駅舎は多くの人に親しまれています。
ところが、JR東日本はその原宿駅駅舎を新しいものにする方針です。2020年の利用開始を目指しています。というのも、原宿の1日平均乗車人数は約7万人、明治神宮の参拝者や若者、外国人観光者の利用が多く、あまりにも混雑するため入場を規制することもあるほどです。それに加えて、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで原宿は国立代々木競技場に近いことから、さらに多くの人に利用されると考えられています。
新しい駅舎は、現在の駅舎の南側に、線路をまたぐかたちでつくられます。現行の駅舎は使われなくなりますが、それを取り壊すか保存するかはまだ決まっていないようです。
(追記1)
6月8日、JR東日本から原宿の改良についての発表がありました。
それによりますと、年始のみ使用している臨時ホームを外回り専用のホームにします。駅舎は線路及びホーム上に2階建てのものをつくります。プレスリリースに出ているイメージによれば、近代的なものになるようです。
このほか、信濃町、千駄ケ谷の両駅も改良されます。ホームドアが設置されるほか、千駄ケ谷は、現在使用していない臨時ホームを新宿方面専用ホームとします。これら3駅の改良にかかる工事費の総額は約250億円です。
(追記2)
現在の原宿の駅舎は、東京オリンピック、パラリンピックの後に解体されます。耐火基準を満たしていないからです。
解体した後に今のデザインをできるだけ再現した駅舎を建てるようです。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/160605/lif1606050033-n1.html、東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016060690135527.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ06IMI_W6A600C1TI5000/、JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160605.pdf、NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191119/1000040472.html)
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