鎌ケ谷観光バス、千葉ニュータウンに新路線開設へ
北総鉄道の高い運賃に耐えかねて住民たちが動き、千葉ニュータウン中央と新鎌ヶ谷駅をノンストップで結ぶ「生活バスちばにう」が運行を開始して、9日で2年になりました。1年目の利用者は約8.3万人、2年目の利用者は5月末現在で約8.8万人ですが、わずかに採算ベースには届かなかったようです。
その「生活バスちばにう」を運行する鎌ケ谷観光バスですが、秋までに2路線を新規開設します。開設する2路線は、ビジネス街を経由して千葉ニュータウン中央と印西牧の原駅間を結ぶ「牧の原巡回ルート」と、千葉ニュータウン中央から白井市役所前、白井駅前を経由して新鎌ヶ谷駅を結ぶ「北環状線ルート」。現行の千葉ニュータウン中央と新鎌ヶ谷駅をノンストップで結ぶ路線は1日46便で途中のバス停はありませんが、「牧の原巡回ルート」は1日15便でバス停は21か所、「北環状線ルート」は1日9便でバス停は14か所あります。通勤や通学のほか、通院や買い物で利用しやすいようにバス停を多く設ける方針です。運賃は現行路線と同程度に抑える方針です。
鎌ケ谷観光バスが保有する乗合バスは現在5台。新路線の開設に合わせて、59人乗りの中型バス2台(1台約2000万円)をメーカーに発注しています。バスが6台以上になると、ルートの認可に際して地元自治体や既存のバス会社などが入る「地域公共交通会議」にかける必要がなくなるというメリットがあります。鉄道会社系のバス会社に邪魔されることが無くなり、自由度が高まります。
(追記)
予定より大幅に遅れましたが、2017年7月18日から新規路線の運行を始めます。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/articles/20160610/ddl/k12/040/336000c、https://mainichi.jp/articles/20170705/ddl/k12/040/167000c、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ634WBDJ63UDCB010.html)
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