厚床駅、1番線のみの駅となる
1963年当時、厚床駅には1番線から6番線までありました。2番線は標津線、1番線、3番線は根室線、4~6番線は貨物列車が使っていました。そのころの厚床は酪農で栄えていたのです。しかし、1979年に貨物の取り扱いをやめ、1989年には標津線が廃止になり、1995年には無人化されてしまいました。
そして3月26日のダイヤ改正で、それまで1日1回あった厚床での行き違いがなくなりました。ダイヤ改正で大幅な減便になり、行き違いをする必要がなくなったのです。その後、5月下旬に2番線への通路を鉄板でふさぎ、ロープを張りました。標津線廃止後は根室線の行き違い用として使ってきた2番線を使えなくしたのです。これからはすべての列車が1番線に停まります。
かつては乗換駅としても使われ、駅弁もあった駅ですが、利用者が少ないとはいえ厚床で行き違いできなくなるとは寂しくなりました。
(追記)
ただし、信号設備はそのまま残っていますので、厚床での折り返しは可能です。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0284313.html、「編集長敬白」 http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2016/07/25/)
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Comments
"厚狭"駅と読み間違えました。
新幹線が通っていても在来線の利用者が少ないとそうなってしまうんだなぁ、と妙に腑に落ちました。調べたら1,500人くらいいるのに。
Posted by: 日置りん | 2016.06.25 07:47 AM
日置りん さん、おはようございます。
* "厚狭"駅と読み間違えました。
山陽線は複線なので、いくら利用者が少なくても2番線まで必要となります。
Posted by: たべちゃん | 2016.06.25 08:43 AM