「ななつ星in九州」、8月から天草に立ち寄り
「ななつ星in九州」は熊本地震で豊肥線が不通となったため、迂回運転をしています。7月9日には豊肥線阿蘇-豊後荻間が復旧しますが、まだ肥後大津-阿蘇間は不通のままですので、状況は変わりません。豊肥線を通ることができないままです。
その「ななつ星in九州」ですが、6月28日から7月15日まで小倉総合車両センターで検査を行ったうえで、8月2日出発分から、3泊4日コースの運行ルートを一部変更します(1泊2日コースと、7月19日出発分、26日出発分の3泊4日コースは現行の代替ルートで運行します)。
3泊4日コースの8月2日から8月23日まで出発分は、4日目の八代発(8:59発)以降が変わります。八代を出てすぐの有佐(9:09着)で停まり、「ななつ星in九州」を降ります。バスとシークルーズ船で天草観光を行います。お昼は地元食材を使ったイタリア料理を天草の松島港近くのホテルで味わいます。帰路はバスと「A列車で行こう」で宇土に戻ります。「ななつ星in九州」が宇土を出発するのは14:37、博多到着は17:31です。柳川の代わりに天草に立ち寄るのです。「ななつ星in九州」の観光コースに天草が入るのは初めてのことで、地震で大きな被害を受けたわけでもないのに地震から2か月たっても低迷している天草観光を支援する狙いがあります。
さらに3泊4日コースの8月30日から9月27日まで出発分は、3日目の鹿児島中央発(15:30発)以降が変わります。8月23日出発分までは鹿児島中央を4日目の未明に出ていたのですが、8月30日出発分からは大幅に繰り上がり、鹿児島中央15:30発となります。肥薩おれんじ鉄道は3日目夕方に入りますが、中ほどの水俣で18:30から翌7:20までの13時間弱、停まり続けます。大幅に停まる駅が鹿児島中央から水俣に変わるのです。4日目の水俣以降は8月2日から8月23日まで出発分と同じで、有佐で降りての天草観光も行います。
JR九州は「ななつ星in九州」を走らせることによって、地震の影響が出ている九州各地を支援する考えで、今後、ほかのルートについても検討を行うとのことです。
(追記)
肥後大津-宮地間には5月9日から代行バスの運行がありますが、瀬田と立野には停まらず、平日(土曜日も含む?)の朝夕のみの運行となっています(上下19本)。8月1日から20日の間は夏休みで通学需要が少ないためか、上下7本に減ります。日曜日とお盆は運休します。
(参考:JR九州ホームページ http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/880/160624003sevenstarsamakusa.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/878/160624001houhihonnsen.pdf、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ6S5H4CJ6STIPE02P.html、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/160624/wst1606240092-n1.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20160624-OYS1T50000.html、JR九州熊本支社ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/kumamoto/pdf/160722_jikoku.pdf、阿蘇市ホームページ http://www.city.aso.kumamoto.jp/kumamoto_eq/public_transportation/bus_transportation_miyaji/)
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