三江線もバス転換で運行経費大幅圧縮
江津と三次を結ぶ三江線は、JR西日本が沿線自治体について2017年9月に廃止する意向を伝えています。しかし、利用者が極めて少ない路線であるにもかかわらず、地元は廃止に反対しています。
それでは鉄道を運行し続けた場合、あるいはバスに転換した場合、どれだけの経費がかかるのでしょうか? 鉄道を存続させたら、地元負担の年間運行費用は約8.5億円となります。ちなみに、三江線の2013年度、2014年度の収支は、平均収入額約2000万円、平均支出額約9億円です。現状とほとんど変わらないのです。第三セクターの場合、車両基地の整備や車両購入費の初期費用として約30~40億円が別途かかります。
ところが、6月18日の「三江線改良利用促進期成同盟会」で明らかになったのですが、バス転換した場合、バスの年間運行費用は最大で1.9億円となります。バス購入費、バス停留所整備などの初期費用も約8.2億円に抑えられます。これらの費用は鉄道と同程度の運行頻度を想定したものです。もし、バスの運行頻度を現行の1.6倍にすればどうでしょうか? その場合でも年間運行費用は最大3.1億円、初期費用は約9.3億円と鉄道に比べて大幅に安いです。何が適切な交通機関かは言うまでもないでしょう。
(参考:マイナビニュース http://news.mynavi.jp/series/railwaynews/025/)
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