空港で外貨を電子マネー等に交換できる
海外旅行から戻って困るのが、余った外貨。紙幣は空港で両替できますが、硬貨は両替できませんし、余りは外貨で戻ってきます。2015年9月にソニー銀行が調査したところによれば、海外旅行経験者の90%近くが外貨が余ったことがあると回答しましたが、実際に両替をした人はそのうちの約15%、約65%の人は18000円相当の外貨をそのまま持ち帰って保管しています。しかも、日にちが経つうちに、どこにお金を保管したのかわからないようになってしまいます。
そこでポケットチェンジという2015年12月に設立したばかりの会社が開発したのが、手元に余った外国硬貨や紙幣を投入すると、それに相当する金額を電子マネー(「Suica」等の交通系ICカードも含みます)、ギフトカード、クーポンなどにその場で変換可能な専用キオスク端末。6月にはすでにポケットチェンジのサービス提携先である楽天の本社社屋に設置していますが、7月中には羽田空港国際線ターミナルに設置して、本格的にサービスを始めます。手元に余った硬貨を効率よく換金できるのと同時に、両替所の混雑緩和も図ることができます。
この専用キオスク端末は、海外から帰国した日本人だけではなく、出国する直前の外国人も利用することができます。外国人の場合は余った日本円を有効活用できるのです。6月1日現在対応する通貨は、米ドル、ユーロ、日本円だけですが、今後拡大予定で、設置場所によって使える通貨を変えることもあります。電子マネー等は外国のものでも対応可能です。操作方法は簡単で、住所や氏名などの個人情報の入力は不要です。
当面導入するのは羽田だけですが、ほかの国内主要空港や海外の空港でも導入する予定があります。
(参考:PRTIMESホームページ http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000019691.html、株式会社ポケットチェンジホームページ http://www.pocket-change.jp/、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2016/06/20/087/)
| Permalink | 0
「飛行機、空港」カテゴリの記事
- 「Peachひがし北海道フリーパス」等がリニューアル(2023.04.22)
- フジドリームエアラインズ、小牧-丘珠線を開設(2023.04.09)
- 北九州空港の早朝便、深夜便を使うなら、ホテル代無料(2022.10.11)
- 神戸空港に国際線乗り入れか?(2022.09.27)
- アメリカで航空機の座席の広さを見直しへ(2022.08.21)
Comments