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宗谷線の存続を国交省に陳情

 宗谷線の名寄以北も利用者の極めて少ない区間。どうしてもJR北海道は列車の削減や保線職員の集約化などの合理化をとらざるを得ません。

 このようなJR北海道の姿勢に対して、沿線20市町村などでつくる宗谷本線活性化推進協議会は、5月26日の意見交換会で路線の現状維持を求めましたが、JR北海道からは路線を廃止しないという明確な回答はありませんでした。そこで協議会側はJR北海道と話し合ってもらちが明かないとして、25日には北海道と、27日には国交省に陳情しました。北海道は総合政策部交通政策局や道議会など4か所、国は国交省鉄道局を訪れます。無人駅の廃止計画の廃止(これに関しては近日中に別記事で書きます)や路線存続のための取り組みを求める要望書の提出を行いました。ただ、国としてはすでにJR北海道に対して2016年度から3年間で1200億円の支援を行うので、追加の支援に対しては厳しい見方をしています。

 地元としては路線の存続を求めたいところでしょうが、口だけで維持できるわけではありません。国や北海道からJR北海道に「廃止するな」と指導してもらいたいところなのでしょうが、それはお門違いです。少ないとはいえ特急が通る幹線の要素がある路線なので、廃止はしたくないところですが、地元の支援がなければ、そういう最悪の結果も覚悟しなければならないでしょう。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0295632.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0297892.html)

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