JR西日本にも「駅ナンバー」
JR西日本は海外からの利用者のため、2014年度から「路線番号・ラインカラー」を導入して、駅や車両の案内表示の更新を進めてきました。2017年3月に新快速の種別表示にも「路線番号」を表示する予定で、これで近畿エリアのJR世代車両への「路線番号」表示が完了することになります。
そのJR西日本ですが、近畿エリアの主要路線については、「駅ナンバー」も導入することにしました。予定時期は2018年3月です。近畿エリアで「路線番号」をつけた21路線のうち、海外からの利用者がよく使うと見込まれる駅が多い12の路線について、主な始終着駅間ののべ300駅に「駅ナンバー」を導入します。路線番号A(北陸線、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線)の敦賀-姫路間はJR-A01~A85、路線番号B(湖西線)の敦賀-京都間はJR-B08~B31、路線番号D(奈良線)の京都-奈良間はJR-D01~D21、路線番号E(嵯峨野線)の京都-園部間はJR-E01~E16、路線番号F(おおさか東線)の?-放出-久宝寺間はJR-F01~F15、路線番号G(JR宝塚線)の大阪-篠山口間はJR-G47~G69、路線番号H(学研都市線、JR東西線)の木津-尼崎間はJR-H18~H49、路線番号Oの天王寺-大阪-新今宮間(大阪環状線)はJR-O01~O19、路線番号P(JRゆめ咲線)の西九条-桜島間はJR-P14~P17、路線番号Q(大和路線)のJR難波-加茂間はJR-Q17~Q39、路線番号R(阪和線)の天王寺-和歌山間はJR-R20~R54、路線番号S(関西空港線)の日根野-関西空港間はJR-S45~S47となります。相互直通列車が多い路線では、分岐駅の「駅ナンバー」を揃えます。例えば、JR神戸線からJR宝塚線に直通する列車はたくさんありますが、JR京都線から大阪環状線に直通する列車は「はるか」、「くろしお」ぐらいの大阪はJR-A47、JR-G47、JR-O11が「駅ナンバー」となります。なお、「駅ナンバー」が設定されるのべ300駅とは、(大阪のように複数の「駅ナンバー」が設定される)乗換駅と新駅を含んだ数で、これらを除くと264駅となります。ちなみに、「駅ナンバー」が設定されている新駅は、摂津富田-茨木間のJR-A40、京都-丹波口間のJR-E02、おおさか東線未開業区間の北梅田-鴫野間の各駅(JR-F01~F07)、JR長瀬-新加美間のJR-F13、郡山-奈良間のJR-Q35です。もし、新たに予定していない新駅ができた場合は、「JR-A47.5」のように小数で表記します。
この「駅ナンバー」ですが、一部の券売機では、「駅ナンバー」を入力すれば切符を購入できるようになります。JR各社の中ではJR西日本が初めてとなります。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/07/page_8973.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ7N56MSJ7NPTIL01C.html)
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