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北海道でも宅配便をバスで運ぶ

 路線バスに宅配便の荷物を載せ、ローカルバスの維持と運送会社のドライバー不足の両方に対応しようとする動きが見られます。すでに行っている岩手県北バスの場合でも一定の評価を得ているようです。

 北海道でもその動きが出ました。北海道運輸局が22日から、路線バスに宅配便の荷物を運ぶ「貨客混載」の実証実験を始めました。ヤマト運輸と札幌通運の荷物を名士バス、士別軌道のバスで運びます。北海道では初めてのことです。

 実証実験は3路線で1か月間行います。名寄や士別を午後に出るバスの後部座席に、荷物を積み込みます。名寄から下川、美深に行く名士バスの便にはヤマト運輸と札幌通運の荷物を、士別から士別市朝日町に行く便にはヤマト運輸の荷物を載せます。名士バスは月90個程度、士別軌道は月100個程度の荷物を運び、終点で荷物を運送会社に引き渡します。これまでヤマト運輸は名寄や士別から下川町などの拠点へ1日2往復していますが、午後の分をバスに委ねることによってコストを削減できます。反対にバス会社は荷物の輸送収入を得ることができます。

 8月4日からは十勝でも実証実験を行います。十勝バスの帯広と陸別を結ぶ便で、足寄から陸別までをバスで運びます。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0294186.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0296187.html)

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