久留里と養老渓谷を結ぶバス、この秋に運行
乗りつぶしをする人ができるだけ避けたいのが、乗った路線をそのまま折り返すこと。これを避けるために、バスを使ったり、徒歩でほかの駅に行ったりすることがあります。
久留里線もそのひとつ。もともとは木更津と大原を結ぶ目的でつくられたのですが、西半分(久留里線)と東半分(木原線、現在のいすみ鉄道)ができ、真ん中の部分はできないままとなってしまいました。
ところが、市原市と君津市はこの秋、久留里線の久留里と小湊鐵道の養老渓谷との間を結ぶバスを運行します。「バス交通による広域観光実証事業」として実施されるもので、9月22日から12月11日までの休日(28日間)、1日7便以上を走らせます。途中、亀山湖や養老渓谷を経由し、約25キロの距離を50分ほどかけて走らせます。運行にかかる費用は国の地方創成加速化交付金460万円を使います。
このバスは直接久留里線の終点の上総亀山といすみ鉄道の終点の上総中野を結ぶものではありませんが、久留里、養老渓谷はそれら終着駅に近いところにあります。しかもこのバスは亀山湖を通ることから、上総亀山の近くを通るようです。かつての鉄道構想を完成させるようなバスとなります。
(追記1)
市原市と君津市は、9月22日から12月11日までの休日(合計28日間)、久留里-養老渓谷間に「房総さとやまGO」を走らせます。久留里発3便、養老渓谷発が4便です。運賃は大人300円、子供150円ですが、後戻りしない限り途中下車することができます。「サンキュー❤ちばフリーパス」を利用することもできます。また、沿線ではいろいろなイベントが行われています。
(追記2)
2017年4月8日から5月14日の休日(15日間)、小湊鐵道バスは養老渓谷駅-久留里駅-亀山藤林大橋(上総亀山駅近く)-清水渓流広場間に「房総さとやまGO」を走らせます。1日3往復、養老渓谷駅-久留里駅間の所要時間は約20分、養老渓谷駅-亀山藤林大橋間の所要時間は約40分、運賃はいずれも300円です。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ76724TJ76UDCB00X.html、君津市ホームページ http://www.city.kimitsu.lg.jp/contents_detail.php?frmId=11086、鉄道ホビダス http://rail.hobidas.com/news/info/article/go.html、小湊鐵道バスホームぺージ http://www.kominato-bus.com/news/48514.html)
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