JR北海道の「えきねっと」受け取り場所、大幅拡大へ
JR北海道にもインターネットの予約サービスがあります。「JR北海道予約サービス」といい、2004年からあるサービスなのですが、予約できる列車が北海道内の特急列車等と東北・北海道新幹線のみとなっています。予約したきっぷの受け取り場所もJR北海道の「みどりの窓口」のみとなっています。
北海道新幹線が開業する前ならこれでよかったのですが、北海道新幹線が開業し、東京から直通列車がたくさん走るようになると、不都合が生じてきました。北海道新幹線開業に合わせて、JR北海道も、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で予約したきっぷを受け取ることができる駅を設けましたが、北海道新幹線の3駅と函館、五稜郭の合わせて5駅にとどまっています。札幌から特急と新幹線を乗り継いで東京方面に行く場合、札幌で「えきねっと」で予約したきっぷを受け取ることができません。
ところが12月1日(予定)から大きく変わります。12月1日からは「えきねっと」でもJR北海道のすべての「みどりの窓口」、旅行センター(115か所)で受け取ることができます(ただし、JR西日本(北陸エリアの一部のみ)と同じく、JR北海道ではJR東海等が含まれる予約については受け取りができません)。「えきねっと」は全国の新幹線、特急列車等の予約をすることができます(受け取りはJR北海道、JR東日本、JR西日本(北陸エリアの一部のみ)の「みどりの窓口」と旅行センターのみ)。利便性が向上するのです。
そうなると気になるのは、「JR北海道予約サービス」の立場。実はこの「JR北海道予約サービス」、2017年2月ごろにサービスが終了する予定なのです。「えきねっと」がJR北海道にも拡大されることで、「JR北海道予約サービス」を維持する必要性が無くなったのでしょう。確かにJR東日本のシステムをそのまま使うほうが合理的と言えます。北海道新幹線開業時に統合されておいたほうがよかったのかもしれません。
(参考:JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160722-1.pdf)
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Comments
えきねつともそうですが、Mobileすいかもえきねつと同様さらなる拡充をして頂けると助かります。東京に住む従兄弟がニセコに行く言ってたので電車で行くのと聞いたら、間髪入れずに行き帰りエアーとのこと。北海道新幹線は高い!と。矢張り、JR北海道はJR東日本とサービスを共通化して頂き、更に北海道新幹線の使い勝手を上げて行き続ける事が、販路拡大、生き残りのカギになるんだと思います。
Posted by: 仙台藩士 | 2016.07.25 11:21 PM
仙台藩士さん、おはようございます。
* JR北海道はJR東日本とサービスを共通化して頂き、
確かに、JR北海道は独自のサービスを維持する必要はなく、JR東日本のを使うことによってコストの削減を図るのが望ましいでしょう。
Posted by: たべちゃん | 2016.07.26 06:05 AM