大阪市交通局、2017年4月に2区の運賃値下げ
以前にも書きましたが、民営化が決まっていないにもかかわらず、大阪市交通局は2017年4月1日から、2区の運賃の値下げを行います。
もともと大阪市交通局は消費税率が5%から8%に上がった2014年4月に、1区の運賃を200円から180円に値下げしました。そして、消費税率が8%から10%に上がるときに、2区の運賃を値下げすることを予定していました。ところが、経済事情というより政局により、消費税率の値上げは2015年10月から2017年4月に、そして2019年10月に先送りされました。
このままでは、1区と2区の差が60円と大きい状態が続きます。しかも、2019年10月に消費税率が確実に引き上げられるわけではありません。そこで、大阪市交通局は関係各社等と協議を行い、その協議が整ったことから、2017年4月に2区の運賃を値下げすることにしました。240円から230円になります。なお、1区や3区以上のほかの区の運賃は変わりません。
2区は梅田-難波間など利用者の多い区間が含まれていて、2区の利用者は全5区の中でも一番多い38.7%。よって10円値下げするだけでも減収額は大きく、年間約20億円と見込んでいます(このほか、券売機などのシステム改修の費用は5億円かかります)。ただ、それでも乗車人員が増えれば減収をカバーできるとしています。1%増えれば15億円程度増えるのです。
(参考:大阪市交通局ホームページ http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/announce/w_new_info/w_new/list_h28_all/20160729_ryoukinnesage.html、大阪日日新聞ホームページ http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160730/20160730041.html)
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