福島交通、旧東急1000系を導入
福島と飯坂温泉を結んで走っている福島交通ですが、25年ぶりに車両が置き換えられることになりました。
現在走っているのは元東急の7000系ですが、次のも東急の車両です。東急の1000系が導入され、福島交通でも1000系を名乗ります。
それでは1000系の特徴を見ていきましょう。まず一つ目は、車いすスペースや液晶車内表示器の設置等でバリアフリーに対応していること。二つ目は、車内放送が二か国語対応となり、インバウンド輸送にも対応していること。三つめは、制御方式がVVVF方式となり、消費電力を抑え、省エネ化を図っていること。この3点が挙げられます。総事業費は約10億円で、現行車両は順次解体します。
1000系は3年に分けて導入されます。2016年度に5両(営業運転開始は2017年春)、2017年度に5両、そして最終の2018年度に4両が導入されます。2019年春に1000系への全車更新が完了し、7000系のさよなら運転を行います。ところで、最初の2016年度は5両と奇数を導入するようですが、参考とした資料を見る限りは、2両編成のように見えます。とすると、ペアとならない1両は次の車両が入るまで、どのようにするのでしょうか?
1000系のカラーリングは地域や沿線の7つの「いい」もの、「いい」ところを表現しています。「いい歴史」と「いい風情」からダークブラウン、「いい笑顔」、「いい花」、「いい実り」からピーチフラワー、「いいきらめき」と「いい未来」からシャンパンゴールド、この3色を使います。
(追記)
新しく福島交通に導入される1000系には3両編成のバージョンがあるようです。平日朝のラッシュ時に使います。ホームからはみ出る部分は、ドアを閉めたままで使います。
(参考:福島交通ホームページ http://www.fukushima-koutu.co.jp/upd/attache/files/16070327_%E3%81%84%E3%81%84%E9%9B%BBB4.pdf、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160730_62007.html、福島市ホームページ http://www.city.fukushima.fukushima.jp/uploaded/attachment/52386.pdf、「鉄道ジャーナル」2017年9月号 鉄道ジャーナル社)
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