飛行機で行く九州の旅(5)
今日は熊本に住んでいる友人の案内で、市内を観光。熊本市内は3年前にすでに訪れたところであるが、再び時間を空けて来ると、やはり新鮮だ。
熊本だけではなく、九州を代表する庭園としてあまりにも有名な水前寺公園(成趣園<じょうじゅえん>)。成趣園は東海道五十三次になぞらえた桃山式回遊庭園で、およそ360年前に肥後藩主、細川氏によってつくられたものである。青と緑の対比が美しく、富士山に見立てた築山が印象に残る。なお、成趣園の池の水は、おいしいことで知られている阿蘇の伏流水である。
こちらも全国的に有名な熊本城。戦国時代に活躍した武将、加藤清正が幾多の実戦の経験に基づき7年の歳月をかけて築いた(1601~1608年)ものである。この城は1877年の西南の役でも役に立ったことでも知られている。官軍は西郷隆盛の薩摩軍を相手に50日間も籠城し、勝利に結びつけたのである。ただ、加藤清正の築いた熊本城は薩摩軍の総攻撃の前日に原因不明の失火により消失してしまい、今あるお城は戦後に再建されたものである。
| Permalink | 0
Recent Comments