リニア、アジア競技大会に向けての開業はせず
愛知県は、2026年のアジア競技大会を招致しています。そして、もしアジア競技大会の招致に成功した場合、愛知県はリニアの2027年開業に合わせて、開催時期をずらすという構想があります。すでに大村愛知県知事は、7月に愛知県内の視察に訪れたアジア・オリンピック評議会の幹部に開催時期の変更を打診し、前向きな返答を得ているようです。
これに異議を唱えたのがJR東海。7月26日にリニア中央新幹線の整備促進を目指す愛知県内の首長や経済団体らによる期成同盟会の総会が行われたのですが、そこでJR東海の柘植社長は明確に反対の意思を示しました。リニアの建設は難工事で工期の余裕がありません。順調にうまくいくとは限りません。そこにアジア競技大会という開業しなければならない時期が決められても困るというのがJR東海の立場なのでしょう。
ともかく、リニアで重要なのは大阪まで早く開業させることであり、部分開業に過ぎない名古屋までは別に急がなくても構わないというのが正直なところです。
(参考:朝日新聞 7月27日朝刊 中部14版)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 迂回運転で遅れたらポイント(2025.02.05)
「整備新幹線」カテゴリの記事
- 北陸新幹線、小浜まで暫定開業?(2025.01.10)
- 北海道新幹線全線開業は2038年度か?(2024.12.28)
- 北陸新幹線、京都市内のルート決まらないため着工できず(2024.12.24)
- 対面接続の場合の敦賀の駅構造(2024.12.25)
Comments