えちぜん鉄道と福井鉄道の相互乗り入れで利用者も大幅増加
3月27日に開始したえちぜん鉄道と福井鉄道の相互乗り入れですが、好調のようです。
福井県が切符の発売枚数から4~6月の3か月間の乗客数を推計したところによれば、直通区間の鷲塚針原-越前武生間の利用者は約36100人にもなりました。月別にみると、4月が12526人、5月が12810人、6月が10794人でした。この数字は3月27日の運行開始後1か月間の状況と同じように好調で、(相互乗り入れを開始する前の)前年同期の約3倍となっています。
切符の種類別にみていくことにすると、定期券は前年同期の約2.8倍の398枚でした。通学定期に絞ってみると、約4.1倍の305枚でした。このように増えた理由として福井県交通まちづくり課は、これまで田原町で降りて学校まで歩いていた生徒が、学校近くの福大前西福井まで乗るようになったためとみています。通勤定期は約1.4倍の93枚でした。片道切符は約3.4倍の5898枚でした。ただ月別にみると、4月、5月は3倍を超えていましたが、6月は約2.7倍に下がっています。えちぜん鉄道と福井鉄道の全区間が乗り放題の「共通1日フリーきっぷ」は約2.6倍の約3300人でした。
福井県には、2016年度にえちぜん鉄道と福井鉄道を乗り継ぐ人を5万人増やす目標があります。この3か月間で23400人が増えたので、このままいけば楽に目標をクリアできます。ただ、平日昼間の利用者数が伸び悩んでいることが課題のようです。沿線の企業が仕事で利用することを期待しています。ビジネスパーソンが仕事で鉄道を使うということは、その鉄道にはお金を払うだけの価値があるということなのです。
話は変わりますが、14日に福井に行ってきました。準備が整い次第、当blogに書くことにします。
(参考:福井新聞ホームページ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/101878.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05822620Y6A800C1LB0000/、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20160815/CK2016081502000014.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅(0)(2024.09.16)
- 「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅(2)(2024.09.18)
「東海・北陸私鉄」カテゴリの記事
- 万葉線で交通系ICカードを使えば、期間限定で1割引(2024.09.10)
- 大井川鐵道は3年で復旧&「きかんしゃトーマス」は冷房化(2024.08.31)
- 黒部峡谷鉄道、猫又でも乗降可能に(2024.09.02)
- 大井川鐵道、EL急行料金を倍の1000円に(2024.08.27)
「路面電車」カテゴリの記事
- 万葉線で交通系ICカードを使えば、期間限定で1割引(2024.09.10)
- 函館市電、停留所の混雑解消のため乗車位置を変える(2024.09.08)
- ライトライン、沿線のショッピングセンターとコラボの一日乗車券(2024.09.04)
- 新幹線、路面電車になる(2024.08.18)
Comments