フランスTGVに自動改札機を設置していた
フランスを代表する列車と言えばTGV。そのTGVを運営するフランス国鉄ですが、年間約3億ユーロ(約380億円)の不正乗車(運賃徴収漏れ)に悩まされています。
そこで1月11日から約3か月間、パリのモンパルナス駅とマルセイユのサンシャルル駅のTGVホームに自動改札機を設置しました。自動改札機は紙の乗車券、スマートフォンなどすべての乗車券に対応できる非接触式読み取り装置を備えます。4社の自動改札機が試験的に導入されましたが、試験設置の結果から1社が選ばれ、2017年にTGVの各駅に導入されます。
実は以前、フランス国鉄の職員がホームで乗車券の確認を行ったところ、不正乗車が25%減少しました。乗客による刻印だけでは不正乗車は防止できないのでしょう。
(参考:「鉄道ジャーナル」2016年5月号 鉄道ジャーナル社)
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