只見線の復旧費108億円に増加
只見線会津川口-只見間は、2011年7月の新潟・福島豪雨で大きな被害を受け、運休が続いています。
この只見線会津川口-只見間を復旧させるためにかかる費用はこれまで約85億円とされていました。ところが、福島市で行われた24日の只見線復興推進会議検討会において判明したのですが、この復旧費が約108億円に増加するということが判明しました。資材費の高騰が主な原因ですが、前回(2013年5月)の試算から3年以上が経って、電気設備などの劣化が進んだことも復旧費が増加した原因です。
約108億円の復旧費の内訳は、只見川にかかる4か所の橋が合計約85億円、軌道や信号設備などが合計約23億円です。約85億円かかる橋のうち、第8只見川橋梁だけで約52億円かかると試算されています。ところが明らかに需要が少ないものの鉄道の維持にこだわる地元側は、上流にある田子倉ダムの管理方法を見直すことによって河川流量を低下させ、橋脚を5メートル高くしなくてもよいと主張しています。これによって復旧費用を大幅に圧縮させることができるそうです。安全性を含めてJR東日本と福島県が再検討することとなりました。
地元側は上下分離をして約2.1億円の運営費を負担しても、鉄道を残したいと考えています。しかしこれはJR東日本にとっては有難迷惑というもので、コストの安いバスで十分な程度の需要しかないのは皆さんも御存じのとおりです。浮いたお金をほかの用途に回すことができます。早く鉄道をあきらめ、身の丈にあった交通手段を考えたほうがよさそうです。
(参考:河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160925_63005.html、福島民報ホームページ https://www.minpo.jp/news/detail/2016092534904、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20160924-OYTNT50196.html)
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