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JR九州、一部の電力を九電から新電力に切り替え

 鉄道会社は電車の運行以外にもいろいろ電気も使います。JR九州も例外ではありません。約3800か所も電気を使うところがあります。年間100億円かかります。

 これまでは当然ながら、大手の九州電力から電気を買ってきました。しかし、電力小売りの全面自由化に対応して、一般家庭電力用と同じ契約電力50キロワット未満の低圧電力を使う在来線の駅舎や運転士の詰所など約1000か所について、九州電力から割安な料金の新電力に切り替えます。JR6社で、大手以外に切り替えるのは初めてのことです。

 契約を結んだ新電力は、みやま市が中心となって設立したみやまスマートエネルギー、ハウステンボス子会社のHTBエナジー、鹿児島市に本社があるナンワエナジーの3社です。この切り替えによって最大10%程度安くなるとも言われていますが、正確なコスト削減額は公表されていません。ただ、年間数千万円の削減ができるようです。

 今回は電車を動かす電気や新幹線の駅については新電力に切り替えていません。しかし、今回契約を結んだ新電力の中には、契約電力50キロワット以上の高圧施設についても新電力に切り替えができるか、JR九州と協議をしているところもあります(JR九州も切り替えの可能性があるとしています)。大手以外にも選択肢ができた以上、今後も切り替えをするところは出てくるでしょう。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/160616/rgn1606160051-n1.html、http://www.sankei.com/region/news/160625/rgn1606250015-n1.html)

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