おおさか東線北区間新駅の概要
おおさか東線北区間(新大阪-放出間)は2019年春に開業する予定です。そしてその区間には西吹田、淡路、都島、野江(いずれも仮称)の4駅ができます。9月26日のことですが、この4つの新駅の概要が発表されました。この4駅は、いずれも相対式ホーム2面で、8両編成に対応しています。エレベータは各ホーム1基の合わせて2基、エスカレータは各ホーム上り下り1基ずつの4基が設置されます。
吹田市にできる西吹田は、新大阪から約2.0キロのところにあります。デザインコンセプトは、「神崎川と水路の風景」。新駅の周辺は、神崎川の水資源を活かした水田、くわいの栽培地であったことに因んでいます。大阪市東淀川区にできる淡路は、西吹田から約1.3キロのところにあります。阪急の淡路から徒歩5分程度です。デザインコンセプトは、「菅原道真と淡路」。淡路の地名は、菅原道真が中州(中島)にあったこの地を淡路島と間違えて上陸したことに由来します。その当時の川の流れと地形などを表現しています。大阪市旭区にできる都島は、淡路から約2.1キロのところにあります。デザインコンセプトは、「淀川の渡し舟」。旧淀川には多くの渡し場があり、この辺りは水運と共に歩んできました。渡し舟が水面に浮かんでいる様子を表現しています。大阪市城東区にできる野江は、都島から約2.2キロ、(学研都市線の)鴫野から約1.8キロのところにあります。京阪の野江から徒歩2分程度です。デザインコンセプトは「榎並猿楽」。能のルーツのひとつである榎並猿楽は鎌倉時代、この地から発祥しました。それに因んで、猿楽の衣装と能の舞台を引用しています。
JR西日本はこれら4駅合わせて1日約4万人の乗降客を見込んでいます。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2016/09/page_9289.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160927-OYO1T50011.html)
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