« 松阪と中部空港を結ぶ高速船、12月に廃止 | Main | ニューシャトル、シースルーディスプレイの実証実験を行う »

おおさか東線北区間新駅の概要

 おおさか東線北区間(新大阪-放出間)は2019年春に開業する予定です。そしてその区間には西吹田、淡路、都島、野江(いずれも仮称)の4駅ができます。9月26日のことですが、この4つの新駅の概要が発表されました。この4駅は、いずれも相対式ホーム2面で、8両編成に対応しています。エレベータは各ホーム1基の合わせて2基、エスカレータは各ホーム上り下り1基ずつの4基が設置されます。

 吹田市にできる西吹田は、新大阪から約2.0キロのところにあります。デザインコンセプトは、「神崎川と水路の風景」。新駅の周辺は、神崎川の水資源を活かした水田、くわいの栽培地であったことに因んでいます。大阪市東淀川区にできる淡路は、西吹田から約1.3キロのところにあります。阪急の淡路から徒歩5分程度です。デザインコンセプトは、「菅原道真と淡路」。淡路の地名は、菅原道真が中州(中島)にあったこの地を淡路島と間違えて上陸したことに由来します。その当時の川の流れと地形などを表現しています。大阪市旭区にできる都島は、淡路から約2.1キロのところにあります。デザインコンセプトは、「淀川の渡し舟」。旧淀川には多くの渡し場があり、この辺りは水運と共に歩んできました。渡し舟が水面に浮かんでいる様子を表現しています。大阪市城東区にできる野江は、都島から約2.2キロ、(学研都市線の)鴫野から約1.8キロのところにあります。京阪の野江から徒歩2分程度です。デザインコンセプトは「榎並猿楽」。能のルーツのひとつである榎並猿楽は鎌倉時代、この地から発祥しました。それに因んで、猿楽の衣装と能の舞台を引用しています。

 JR西日本はこれら4駅合わせて1日約4万人の乗降客を見込んでいます。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2016/09/page_9289.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160927-OYO1T50011.html)

| |

« 松阪と中部空港を結ぶ高速船、12月に廃止 | Main | ニューシャトル、シースルーディスプレイの実証実験を行う »

鉄道」カテゴリの記事

JR西日本」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference おおさか東線北区間新駅の概要:

« 松阪と中部空港を結ぶ高速船、12月に廃止 | Main | ニューシャトル、シースルーディスプレイの実証実験を行う »