常磐線相馬-浜吉田間、12月10日運転再開しても当分は営業キロ変更なし
12月10日に常磐線相馬-浜吉田間の運転を再開し、原ノ町・相馬と仙台の間は鉄路で結ばれることになります。
しかし相馬-浜吉田間のうち駒ヶ嶺-浜吉田間は内陸部に移設されます。同じところに復旧するわけではないのです。もともと駒ヶ嶺-新地間、新地-坂元間、坂元-山下間、山下-浜吉田間は4.4キロ、5.4キロ、4.5キロ、3.9キロだったのですが、移設によりそれぞれ4.2キロ、5.5キロ、4.9キロ、4.2キロとなります。相馬-浜吉田間のトータルでは現行の22.6キロから23.2キロに伸びます。
ところが、12月10日の時点では営業キロの変更は行いません。もともとの営業キロのままで営業するのです。それが変わるのは、2017年春の磐越西線の新駅開業のとき(具体的な日付は未定です)。新駅開業に合わせて営業キロの変更を行い、(ICカードを使ったものも含めて)運賃もそれに応じて変わるのです。営業キロの変更後から運賃が下がる区間については、運転再開日から変更後の運賃で購入することができます。ただし、運賃が変更になるまでの間は、坂元駅または新地駅を発着とする普通乗車券、普通回数券、定期乗車券は指定席券売機で購入することができません。営業変更後でも運賃が変わらないあるいは上がる区間については、運賃変更日前に購入した乗車券等でそのまま乗車することができます。
(追記)
内陸部に移設された新地、坂元、山下の3駅ですが、ダウンサイジングされているようです。2面3線の新地は2面2線に、1面2線の坂元は1面1線に、2面3線の山下は1面2線になっています。有効長も短くなっていますが、将来有効長を伸ばしたり、交換設備を追加したりすることができるようになっているようです。
(参考:JR東日本仙台支社ホームページ http://jr-sendai.com/upload-images/2016/10/20161012.pdf、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2016/09/25/282364.html、「鉄道ジャーナル」2017年9月号 鉄道ジャーナル社)
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