京急新1000形にボックスシートとコンセント
現在増備中の京急新1000形ですが、2016年度新造車はマイナーチェンジを行います。
2016年度に新造されるのは、11月導入予定の6両編成2本と2017年2月導入予定の8両編成2本。6両編成は主に普通や「エアポート急行」に、8両編成は「エアポート急行」、快特、都営浅草線直通列車、「エアポート快特」に使われます。2015年度にデビューした新1000形4両編成の1800番台同様、赤と白のフィルムが貼られ、伝統の「赤い電車」のイメージを踏襲しています。ただし、6両編成と8両編成ということもあり、1800番台のように併結は考慮されていません。
車両の長さや扉の数、基本性能、バリアフリー設備などは、従来の新1000形と同様です。それでは、どこがマイナーチェンジしたのでしょうか? 座席にはドア横に立つ人との干渉を防ぐための大型の袖仕切りを設置します。車端部の片側はボックスシートに変更します(もう片側はロングシートです。混雑を考慮してのことです)。2人掛け補助いす付きの4人掛けボックスシートです。中間車両ならボックスシートは2か所です。新1000形ステンレス車において、ボックスシートを導入するのは初めてです(新1000形でも、初期のアルミ製のものはボックスシートがあります)。そしてそのボックスシートには、乗客が自由に使うことのできるコンセントを2口用意します。窓枠の下部に設置されます。
日本語と英語に対応した車上情報装置(LCD)をすべてのドアの上に設置します(各車両6台)。さらに中国語と韓国語に対応したLCDを千鳥状に交互に配置します(各車両3台)。省エネ対策も行い、室内灯や標識灯(急行灯)などをLED化し、京急では初めてとなるLEDのヘッドライトも導入します。
(参考:京急ホームページ http://www.keikyu.co.jp/company/news/2016/20161011HP_16125NN.html、東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/140052、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2016/10/11/283345.html)
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