夜ノ森駅のツツジ、撤去へ
常磐線夜ノ森駅構内には6000本のツツジが植えられていました。1939年に駅のイメージを明るくしようとして地元の人が植えたのが始まりのようで、開花時期の4月から5月にかけては、特急列車も徐行しました。20年ほど前に乗りましたが、確かに徐行していました。
その夜ノ森駅のツツジなのですが、JR東日本は11月下旬から始まる除染工事に伴い、撤去する方針です。除染後にツツジをホーム両側ののり面に再度植えることもしません。夜ノ森駅のあたりは放射線量が高い帰還困難区域に指定されており、住民がいない状況では、管理が難しいからと言われています。
これに対して夜ノ森駅のある富岡町は、公園などで将来的にツツジを再生させる考えで、駅舎北側以外での仮植えを要請するとともに、町議からの意見で上がった、ツツジを撤去しない方法で除染できないかについてもJR東日本に要望します。
(追記)
富岡町は、ツツジやその生えている土壌の放射線量が高いことから、ツツジの伐採を容認しました。しかし、根を10センチほど残し、再生を目指すことができるようにします。開花まで最低5年程度はかかるようです。
(参考:河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161004_63002.html、福島民友ホームページ http://www.minyu-net.com/news/news/FM20161004-116697.php、http://www.minyu-net.com/news/news/FM20161125-129894.php)
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