山田線長期不通で、三陸鉄道の利用者も減少
山田線(盛岡-宮古間)は2015年12月の脱線事故で一部区間が不通となったままです。この影響が宮古で接続する三陸鉄道にも及んでいます。
三陸鉄道北リアス線の定期券利用者や団体客を除いた、4~5月の一般客は約2.1万人。前年同期を6000人ほど下回っています。2割以上の減少です。3月までは「こたつ列車」に引退する車両を投入したことで鉄道ファンの話題を集め、それなりに乗客を維持してきたのですが、それが終わった4月に問題が表面化したのです。6月以降についてはまだ結果は出ていないのですが、減少しているようです。山田線には代替の交通機関が用意されています。「106急行」というバスで、運行本数などの面で明らかに鉄道より便利がいいバスなのですが、地理に明るくない人にとっては「盛岡から宮古に行くことができない」と認識されてしまいます。
このところお盆等には盛岡と久慈の間を宮古経由で結ぶ直通列車がありましたが、もちろん今年は運行できませんでした。代わりに盛岡-宮古間のバス往復乗車券と三陸のフリー乗車券をセットにしたものの販売強化に努めます。沿線にある普代村の「国民宿舎くろさき荘」と提携し、往復乗車券と昼食(刺身)、入浴をセットにした切符も発売します。かなり割安のようです。
(参考:河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160813_32001.html、毎日jp http://mainichi.jp/articles/20161007/k00/00e/040/141000c)
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