福井鉄道市役所前停留所、上りホームを移設
福井鉄道の市役所前停留所は、上り(越前武生方面)と下り(田原町方面)のホームが交差点を挟んで配置されています。下りは横断歩道から直接入ることができますが、上りは地下道を経由しないといけません。
しかし福井鉄道などによれば、一部の利用者は地下道を通らず、道路を横断して停留所に向かいます(横断歩道はありません)。また、スペースの都合から、上りホームにエレベータを設置することができません。路面電車は段差があっても少しで済むのがメリットなのに、これではバリアだらけです。
そこで福井県などは、バリアフリー化や安全確保のため、市役所前停留所の移設や改修を考えています。上りのホームを北側に移設し、下りホームの向かいにします。このことにより、下りと同じく、地上の横断歩道でアクセスできるようになります。上下のホームともにスロープを備え、長さを3~8メートル伸ばして43メートルにします。幅は2メートルで変わりません。
なお、上りホームには信号設備がありますが、それを使われなくなる地下歩道への階段に収めることができないかも検討していきます。下りホームを改修するときは現行のホームは使えませんので、南側(現行上りホームの向かい?)に仮設ホームを置くようです。
総事業費は未定ですが、福井県は9月補正予算案に1900万円を計上しています。国や福井市も補助する計画で、2016年度は詳細設計と国への認可申請を行い、2017年度に本格的な工事を行い、2017年度中に完成させる予定です。2018年度の福井国体に間に合わせます。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20160914/CK2016091402000022.html)
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