東海道新幹線「EXサービス」スマートフォン向けアプリとQRコード実験
サービス開始から2016年9月で15年を迎えた「EXサービス」(JR東海とJR西日本の「エクスプレス予約サービス」と、JR東海の「プラスEXサービス」を指します)。有料ですが頻繁に東海道新幹線を利用するユーザーからの支持を受け、会員数は300万人を超えています。この「EXサービス」で新たな取り組みを行います。
ひとつは、スマートフォン向けアプリの公開とモニタテストの実施。JR東海はスマートフォン向けアプリ「EX予約アプリ」の開発を進めています。このスマートフォン端末の言語設定を使って、英語でも東海道・山陽新幹線の予約をすることができます。2017年の夏に導入する新しいチケットレスサービスでも、このアプリを使うことができるようにする予定です。10月14日から11月18日の間、応募した約100人の会員を対象にモニタテストを行い、2017年春にはエクスプレス予約会員向けに公開する予定です。
もうひとつは、QRコードによる新幹線乗車の実証実験。ICカードを持っていなくても、スマートフォン画面にあるQRコードを自動改札機にかざすことによってチケットレスで新幹線を利用することができるように、QRコードに対応した自動改札機を導入し、実用可能性を評価する実証実験を行います。一部の私鉄(スカイレールサービス、ゆいレール、北九州モノレール)では実用化されているQRコードですが、新幹線では例がありません。実証実験は品川駅と名古屋駅の1通路ずつをQRコード対応のものに改造します。10月3日から28日の間、JR東海の社員約90人が出張の際、利用することになります。なお、こちらのQRコードのほうは実用化の時期は未定です。
(追記)
「EXサービス」のスマートフォン向けアプリは、2017年2月に公開されました。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000031796.pdf、JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/02/page_10022.html、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2016/09/30/282739.html)
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