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フリーゲージトレインの走行試験、半年ほど延期

 フリーゲージトレインの走行試験はまもなく再開するとされていましたが、どんでん返しがありました。18日に国交省で行われた有識者の会合において、現状では営業運転に必要な耐久性が確認できないとして、さらなる試験が必要だというのです。5月から8月にかけて台車の試験を行いましたが(実際に走行した時の車両振動を模して荷重を1.3倍に増加させています)、再び車軸に傷が発生したのです。以前と同じ場所に最大0.033ミリの摩耗が生じたのです。高速走行時の安定性も問題となっています。時速280キロで台車を走らせると、横揺れがひどくなったようです。

 国交省は12月から半年程度かけて、フリーゲージトレイン車両を実際に線路上で1万キロ程度走らせます。そこで耐久性を再度調査します。その結果をみて、本格的な走行試験を再開するかどうかを判断するとのことです。

 これらを解決しても、コストの問題が出てきます。車軸の交換時期にもよりますが、一般の新幹線車両に比べて2.5~3倍にもなるようです。収支採算性に影響します。これでは、技術的に解決したとしても、経済的に成り立たないということもあり得ます。長崎新幹線など実際に導入しようとするところにのしかかる、重い問題です。これにはJR九州も現実的ではないとしています。なお、国交省は2022年度に「リレー方式」の暫定導入、2025年度の全面開業の予定を変更する予定はないようです。
(参考:国交省ホームページ http://www.mlit.go.jp/common/001152892.pdf、NHKホームぺージ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161118/k10010774401000.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20161117-OYS1T50000.html、http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20161119-OYS1T50002.html、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASJC18H4Z_Y6A111C1LX0000/、産経ニュース http://www.sankei.com/politics/news/161118/plt1611180041-n1.html)

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