新潟BRT、専用走行路の社会実験を行う
新潟でBRTが運行を始めて1年余りが過ぎました。最初はいろいろトラブルがあったようですが、今では落ち着いたようで、2015年9月から2016年6月までの10か月間のデータを見れば、前年同月に比べて新潟交通のバスの利用者は0.9%伸びているようです(乗り継ぎや乗り換えの利用者の重複を除く補正をしています)。利用者が減って、それに伴うサービスが低下するという悪循環に歯止めがかかったと新潟市側は見ています。
ただ、新潟のBRTはBRTではありません。専用道が全くない、単なる幹線バスなのです。もともとBRT専用レーンをつくるという話はありましたが、11月5日から13日までの間、専用レーンの社会実験の行っています。これまでBRTは左側の優先車線を走っていましたが、左折する一般車などで混雑していました。そこで名古屋の基幹バスのようにもっとも中央側の車線に専用レーンを設け、そこにBRTと一部の路線バスを走らせることにしたのです。たった200メートルの区間ですが、バス停(駅前通バス停)が島のように置かれ(これも名古屋の基幹バスの停留所をイメージすればわかりやすいです)、仮設の横断歩道、信号も設置されています。なお、この社会実験により片側4車線だったところが片側2車線(+専用レーン)になります。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20161105-OYTNT50119.html、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/160906/rgn1609060053-n1.html、新潟市社会実験特設サイト http://www.niigatacity-brt.jp/)
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