EU、18歳に無料鉄道パス贈呈か?
EUは、加盟国の住民が18歳になったときに、407ユーロ(約47200円)相当の最長1か月有効の鉄道パス(「インターレール・パス」、ヨーロッパ市民やヨーロッパ各国の住民権保有者のみ購入可能なものです)を贈呈する計画があるようです(一部の国は「インターレール・パス」に参加していないため、代替措置があるようです)。
この目的は、若者にヨーロッパを旅行させて新たな発見を促し、友人を見つける機会を与えることにあります。経済が低迷し、難民が入ってきて、イギリスはEUを離脱しようとしています。若年層の失業率は高いままです。無料の鉄道パスを出すことで、若い人にEUへの所属意識を高揚させる狙いがあるのです。ほかにも若者にEUへの所属意識を向上させる事業はいくつかあるようです。
実際には実施コストが最大30億ユーロに上ることからまだ実現が決まったわけではなく、もし実現したとしても数年先のことです。ただ、政治的な意図はともかくとして、若い人に環境にやさしい鉄道での旅をしてもらうという取り組みは、望ましいことと言えます。鉄道を使うきっかけづくりになりますから。
(参考:CNN.co.jp http://www.cnn.co.jp/travel/35090160.html?ref=yj、NNA ASIA http://www.nna.jp/articles/show/1516648)
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