長崎駅は新幹線駅、在来線駅ともに2面ずつ
2022年度開業予定の長崎新幹線。武雄温泉で在来線と新幹線を乗り継ぐことによって、博多-長崎間は現行の1時間48分から1時間26分に短縮されます。その長崎新幹線の終着駅は長崎。新幹線開業により、その長崎駅周辺も再開発されます。
まず、駅は移設されます。現在の駅の西側(車両基地のあったところ)に新幹線の駅をつくり、さらに在来線はその西側に移ります。新幹線駅は2面4線、在来線は新幹線に近い側が切り欠きホームのあるホーム、遠い側が短いホームとなり、2面5線です。高架駅です。空いた敷地にはビルを建て、商業施設やホテル、オフィスなどが入る予定です。
長崎は終着駅なので、駅近くに目的地がない限り、ほかの交通機関に乗り換えることになります。路線バスのバス停は駅の近くに集約し、高速バスのターミナルも現在の国道沿いから駅近くに配置するようですが、路面電車は駅に乗り入れず、現在の国道202号上のままです。富山のように新幹線駅に乗り入れてくれるわけではありません。今のような歩道橋で上り下りするアクセス(当然ながら、バリアありまくり)がエレベータの新設などによって解消されるぐらいです。
(追記)
長崎駅への路面電車乗り入れができなかったのは、路面電車を運営する長崎電気軌道が反対したからです。観光客にとっては乗り入れた方がよいものの、長崎駅を通過するだけの長崎市民にとっては所要時間が10~15分増し、所要時間がかかる分だけ減便しなければならないので不便になると考えたからです。
長崎駅乗り入れによって増える車両と人員については長崎市などが負担して対応しなければならなかったのでしょう。
(参考:長崎市ホームページ http://www.city.nagasaki.lg.jp/sumai/660000/669003/p028562_d/fil/ekisya-ekihiro.pdf、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ804PWNJ80TIPE012.html、「路面電車を考える館」 http://www.urban.ne.jp/home/yaman/news108.htm)
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