JR西日本、白山駅追加に否定的
現在建設中の北陸新幹線金沢-敦賀間に、駅を追加する話があります。金沢-小松間にできる白山駅(仮称、白山市)です。
この白山駅について来島JR西日本社長は16日の記者会見において、否定的な見解を述べました。白山駅の近くには在来線の駅があります。松任駅です。白山市、昔の松任市の中心的な駅で、特急列車も一部だけですが、停まります。しかし本数が少ないこともありその利用者は少ないのです。1日平均100~200人しかいません。このことから考えると白山駅の利用者もあまりいないことが想定され、新幹線駅を追加することに伴う設備投資もその分がのしかかることになります。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構によれば、工期は7年8か月~9年3か月、建設費は約100~150億円が見込まれています。北陸新幹線金沢-敦賀間の開業は2022年度末ですので、今から間に合わせるのは困難です。また、停車駅が一つ増えることにより、ダイヤや速達性に悪影響を及ぼし、運行管理システムも修正させる必要があります。
白山駅の建設は工事実施計画の変更となるようで、JRに西日本の同意がないと先に進みません。隣との間隔が開きすぎているわけでも、追加する駅の需要が多いわけでもなく、どうしても追加をしたいというわけではありません。
(参考:朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASJCJ624DJCJPLFA012.html、福井新聞ホームぺージ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/super_expless/109064.html)
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