横浜線町田駅に新たな形式のホームドア
同じタイプの通勤型車両が繰り返して走る路線が多いこともあり、JRの中ではホームドアの設置に積極的なJR東日本ですが、ホームドアの設置には困難が伴います。設置にかかるコストが大きいのです。
そこでJR東日本もコストの節約につながるホームドアの開発を進めていますが、町田駅で新たなタイプのホームドアを導入することになりました。拝島駅とは異なるもので、「スマートホームドア」という名前がついています。「スマートホームドア」はJR東日本メカトロニクスが開発したもので、同社の登録商標となっています。
それでは、「スマートホームドア」とはどういうものでしょうか? 従来のホームドアより開口部が広く、低コストで設置が可能となっています。工期を短縮させることも可能です。扉は横開きのフレーム構造で、左右にスライドします。既存のホームドアと同等の強度を確保しています。軽量化も図っています。3割も軽くなります。軽いためホームの補強工事を削減することが可能となります。ホームドアから風が通り抜けることができるので、強風対策も不要です。また、列車の停止位置の許容範囲を広げるため、開口部を2800ミリと大きくとっています。
このホームドアは横浜線町田駅下り4番ホームで試行されます。12月17日の始発から試行します。最初は機能を確認するため最後尾の1両だけ設置されますが、2017年3月には先頭車の前半分を除いてホームドアが設置されます。8両すべてにホームドアが設置されるのは2017年の夏です。
(追記1)
町田駅で試行中のホームドアですが、改良点が見つかったため、2017年3月のホームドア設置予定が延期されました。
(追記2)
延期されていたホームドアは2017年9月23日からの試行開始となりました。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160902.pdf、http://www.jreast.co.jp/press/2016/20161124_y01.pdf、http://www.jreast.co.jp/press/2016/yokohama/20170323_y03.pdf、http://www.jreast.co.jp/press/2017/yokohama/20170906_y01.pdf、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ24HLF_U6A021C1TI5000/、@niftyニュース https://news.nifty.com/article/domestic/society/12152-214661/)
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