7200系にまつわるエキセトラ
JR四国の7200系について、興味ある話がありましたので、紹介したいと思います。
国鉄最末期に導入された121系も、更新の時期を迎えています。JR東日本やJR東海のようにお金のある会社ならともかく、JR四国にそのようなお金はありません。ただ、121系は軽量ステンレス製で痛みが少なく、3ドア車なので、台車と電気機器を更新すればまだまだ使えます。この機会に省力化と省エネが期待できるVVVFインバータにすることになり、7200系にすることにしました。VVVFインバータにすることで30年持つようで、直流電動機の車両がJR四国から消えるのです。なお、121系を捨てて7200系という名前にしたのは(「121系7000番台」という案もあったようです)、7000系と併結することができるためです。
もっとも、予備車の都合上、一気に改造することができず、数年かけて121系を7200系に変えていくことになります。7200系になれば7000系と併結することができるので、予備車も共通化できます。113系を廃車することができるのです。
7200系の中にはワンマン対応になっているものがありますが、すべてがワンマン対応になるわけではありません。ワンマン対応にするのは3編成だけです。瀬戸大橋線も今のところ通る予定がないため、トイレは準備工事にとどめ、設置はしませんでした。
(追記)
121系の7200系への変更は、2018年度末に完了する予定です。
(参考:「鉄道ファン」2016年10月号 交友社、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20180601-640091/)
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