東京メトロ、翻訳するメガホン導入
近年、訪日外国人が増える傾向にあります。彼らは当然ながら全員が日本語がわかるわけではありません。ところが駅員も全員外国語を話すことができるわけではありません。
そこで東京メトロが12月31日から導入するのが、メガホン型多言語音声翻訳サービス、「メガホンヤク」(「メガホンヤク」はパナソニックの商標です)。まず5台導入するのですが(さらに追加することを検討しています)、まずはじめに使うのは、初詣客でにぎわうと想定される浅草駅と明治神宮前(原宿)駅です。案内したい内容を事前に端末に登録しておくと(約300種類、これも定型文の追加登録を考えています)、災害などの異常発生時、大規模なイベント開催時などに、状況に合わせて日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で音声案内をすることができるのです。話したい内容は「メガホンヤク」にあるタッチパネルまたは音声照合機能によって選びます。事前に登録がいることから瞬時に対応することはできませんが、「ドラえもん」のひみつ道具に出てきそうなものです。すでにディスプレイ等で4か国語表示を取り入れてはいますが、それに「メガホンヤク」の音声案内を組み合わせることによって、訪日外国人に対してさらなる案内の充実を図ることができます。
実はこの「メガホンヤク」、成田空港でも2017年1月から導入します(試行としてはすでに行っています)。他の場所でも導入の動きはあるかもしれません。
(追記)
京成も成田スカイアクセスの4駅を除くすべての駅において、2016年12月5日までに「多言語拡声装置」の整備を完了しています。東京メトロとは別の会社(エジソンハードウェア株式会社)のものです。
(参考:東京メトロホームぺージ http://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20161220_118.pdf、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2016/12/16/193/、京成ホームぺージ http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/161208_01.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「飛行機、空港」カテゴリの記事
- 「Peachひがし北海道フリーパス」等がリニューアル(2023.04.22)
- フジドリームエアラインズ、小牧-丘珠線を開設(2023.04.09)
- 北九州空港の早朝便、深夜便を使うなら、ホテル代無料(2022.10.11)
- 神戸空港に国際線乗り入れか?(2022.09.27)
- アメリカで航空機の座席の広さを見直しへ(2022.08.21)
「京成・北総」カテゴリの記事
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(1)(2023.11.27)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(0)(2023.11.26)
- 京成、新京成を合併へ(2023.11.01)
- 京急で急行復活(2023.11.03)
- 北総鉄道、累積赤字解消(2023.07.10)
「東京地下鉄・都営地下鉄」カテゴリの記事
- 東京メトロ東西線、2024年5月に2日間運休(2023.10.23)
- 東急新横浜線、相鉄新横浜線に乗る(2)(2023.05.28)
- 東急新横浜線、相鉄新横浜線に乗る(1)(2023.05.27)
- 東急新横浜線、相鉄新横浜線に乗る(0)(2023.05.27)
- 京急は子供のIC運賃を75円に(2023.05.25)
Comments