2017年3月ダイヤ改正発表(4)(JR東海、JR九州、JR貨物等)
最後に、JR東海(在来線)、JR九州、JR貨物を中心に取り上げます。
JR東海の在来線では、静岡地区で増発や列車の接続改善を行います。「ホームライナー」については休日に追加で運転するようになったり、逆に休日運休になったりするものもあります。
熊本地震の影響により熊本-新八代間の一部で徐行運転を行っていましたが、今回のダイヤ改正で所定の速度での運転に戻ります。朝に広島発鹿児島中央行きの直通新幹線がありますが、それが広島6:43発となります。終点鹿児島中央には9:33に着くので、新大阪始発の「みずほ」より先に鹿児島中央に着くのです。平日朝の通勤時間帯には、下りの一部「さくら」、「つばめ」について、自由席が拡大します。また夜も、新大阪20:09発が熊本行きになります(現行は博多止まり)。新大阪発熊本行きの「さくら」になるのです。
肥薩線には新しい観光列車、「かわせみ やませみ」がデビューします。特急として、熊本-人吉間を3往復します。朝の1往復のみ自由席がありますが、後の2往復は全車指定席です。「いさぶろう」や「しんぺい」も熊本-人吉間は特急となります。長崎線の「かもめ」も朝や夕方に増発します。佐賀7:38発の「かもめ4号」(平日のみ運転)は、鳥栖で「有明4号」と併結します。
筑豊線若松-折尾間はすべてが蓄電池電車の「DENCHA」になります。直方-博多間を運転する一部の列車も「DENCHA」になります。豊肥線は肥後大津-阿蘇間が運転を見合わせたままとなっています。「九州横断特急」も阿蘇-大分・別府間で2往復するだけです。
JR九州の在来線の料金について見直されます。2017年3月4日乗車分から、現行310円または510円の座席指定料金を通年520円とします(閑散期の設定は廃止します)。適用例は少ないですが、普通列車のグリーン料金を50キロまでが510円から770円に、51キロ以上が720円から980円に値上げします。本当は運賃を上げるのが望ましいかもしれませんが、収益改善のための第一歩なのでしょう。
JR貨物は、盛岡貨物ターミナル-笠寺間の「TOYOTA LONG PASS EXPRESS」を増発し、1日2往復体制とします。インターネットによる各種通信販売サービスの多様化により、宅配便を中心にした積合せ貨物は増加しています。それに対応するため、名古屋貨物ターミナル-福岡貨物ターミナル間においても、積合せ貨物の専用列車の運転を開始します。2016年3月のダイヤ改正で新設された東京貨物ターミナル-吹田貨物ターミナル間のコンテナ列車を神戸貨物ターミナルに延長します。このほか輸送力増強や速達化を図ります。設備投資としては、EH800を3両、HD300を5両新製します。
JRグループ以外では、愛知環状鉄道が水曜日と金曜日の夕方に三河豊田-新豊田間において、「シャトル列車」を運行します。時刻表上では、朝の「シャトル列車」が「あさシャトル」、夕方が「ゆうシャトル」と表示されます。肥薩おれんじ鉄道は八代-出水間で運行していた「ゆうゆうトレイン」を休止します。利用状況が低迷していたためです。「おれんじ食堂」は夜の4便「おれんじバー」を休止します。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000032473.pdf、JR九州ホームぺージ http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2016/12/16/H29TimetableRevision.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/01/30/20170130kawasemiyamasemi.pdf、JR貨物ホームぺージ http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/2017.3kaisei.pdf、愛知環状鉄道ホームぺージ http://www.aikanrailway.co.jp/pdf/PressRelease28_117.pdf、肥薩おれんじ鉄道ホームぺージ http://www.hs-orange.com/cgi_bin/webpat/document/topics/2016/121601/index.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 広電の新駅ビル乗り入れは8月3日(2025.04.26)
「JR東海」カテゴリの記事
- 本長篠を1面1線に(2025.04.24)
- 高山でも「TOICA」?(2025.04.13)
- 東海道新幹線グリーン車に半個室(2025.03.20)
「JR九州」カテゴリの記事
- 大分経由で由布院に行く割引切符(2025.04.29)
- 肥薩線は3駅廃止(2025.04.17)
- 東筑軒の「かしわめし」が大麦入りに(2025.02.28)
- 追加料金を払えば、毎日の通勤特急が1か月間同じ席(2025.03.10)
- 「EXサービス」見直しで、一部商品は大幅値上げへ(2025.01.31)
「JR貨物」カテゴリの記事
- 貨物列車で長さ150メートルの北海道新幹線用のレールを運ぶ(2025.04.29)
- EF81形300番台等、定期運用を終える(2025.03.18)
- 函館線を貨物専用にしても要員が約200人必要(2025.02.19)
- 2025年3月ダイヤ改正発表(7)(JR四国、JR貨物)(2024.12.18)
- 新金貨物線の旅客化はバスで対応?(2024.10.12)
「東海・北陸私鉄」カテゴリの記事
- 大井川鐵道は2029年全線復旧へ(2025.04.27)
- 富山地鉄、このままでは維持できるのは富山近郊のみ(2025.04.14)
- 冬季の立山行きは、朝夕のみ運行(2025.03.16)
- 元211系、三岐鉄道では5000系(2025.04.04)
Comments