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北陸新幹線敦賀以西はトンネルだらけ

 現在ルートが決まりつつある北陸新幹線敦賀以西ですが、トンネルだらけの新幹線になるようです。

 国交省によれば、最有力の「小浜-京都ルート」の場合、小浜-京都間は山岳トンネルが多く、地下駅の京都駅と新大阪駅の付近はともに地下トンネルになります(ということは、京都-新大阪間にはいくらか「明かり区間」ができるようです)。山岳トンネルと地下トンネルを合わせたトンネルの割合は、8割にもなります。「舞鶴ルート」も同様に山岳トンネルと地上トンネルがあり、トンネルの割合は8割程度。山岳トンネルのみの「米原ルート」では5割ほどでした。

 トンネルだらけだと、景色を楽しむことができません。列車の旅を楽しむなら、トンネルは短いほど良いのですが、トンネルのほうがいいこともあるのです。それは建設費が比較的安いこと。トンネル区間の建設費は山岳トンネルが1キロ当たり80億円、大都市の地下トンネルが同じく1キロ当たり150~210億円かかります。これに対して「明かり区間」は1キロ当たり100億円程度です。山岳トンネルより高くつくのです。

 なぜ「明かり区間」は高いのでしょうか? それは用地買収がいるからです。山岳トンネルだとトンネルの端だけ買収すれば済むので、その分用地買収の費用が節約できるのです。大都市の地下トンネルでは「明かり区間」のほうが安く見えそうですが、地価が高い分、用地買収の金額は膨れ上がることでしょう。
(参考:中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20161213/CK2016121302000013.html)

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