「ドリーム号」に新しい名前
1969年に日本初の夜行高速バスとして登場して以来、様々な改善が行われているJRバスの「ドリーム号」。多くの人に利用され、夜行バスの代名詞的な存在にもなっています。
その「ドリーム号」ですが、ジェイアールバス関東と西日本ジェイアールバスは2017年春に新型車両を導入します。東京-大阪間を1日1往復する予定です。その新型車両とはどういうものでしょうか? ハイデッカー仕様の車内に、前方には2列シートを4席、後方には3列シート(1列+2列)を14席の合計18席を用意します。従来の「ドリーム号」よりもゆったりとしたものになります。2列シートは「プレミアムドリーム号」のプレミアムシート。足を伸ばしても寝返りをうつことができるぐらいの、ホテルのようなシートです。従来よりもシートピッチを拡大し、足元にはヒーターも用意します。3列シートは「グランドリーム号」の新型クレイドルシート(ゆりかごのような快適なシート)をベースにして、リクライニング機能を向上させて快適性をアップしています。全席でシートピッチを1メートル以上確保して、足元もゆったりとしています。2列シートには全席にパーテーションを設置します(3列シートは座席の前後を仕切るプライベートカーテンも併用)。コンセント、フリーWi-Fi、空気清浄機付きエアコンを標準装備するとともに、「ドリーム号」では初めて、全席にタブレット端末を設置します。動画や雑誌なども無料で楽しむことができます。当然ながら充実した安全装備を備え、安全にも配慮したものとなっています。
この新しい「ドリーム号」、名称を募集します。12月19日から2017年1月20日の間、パソコンやスマートフォンで応募することができます。新しい名称は2017年2月下旬に発表する予定で、応募した人の中から抽選で20人を試乗会に招待します。なお、名称の選定には「ドリーム号」のアンバサダーであるAKBの横山由依も加わります。彼女はAKBの候補生であった高校生のときに、毎週末「ドリーム号」に乗って東京と京都の間を往復していたのです。
ここで気になるのが、先日取り上げた「DREAM SLEEPER 東京大阪号」の話。事前に動きを知っていたのでしょうか?
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/12/page_9687.html、JR高速バスドリーム号ホームぺージ http://www.jrbus-dreamgo.jp/)
| Permalink | 0
「バス」カテゴリの記事
- 熊本電鉄に平日限定のバス運転士(2024.10.13)
- 新金貨物線の旅客化はバスで対応?(2024.10.12)
Comments