東海道線豊橋-岡崎間の小駅も無人化
武豊線内の半田を除く駅が機械化により無人化されたことは記憶に新しいですが、東海道線豊橋-岡崎間の小駅についても同じようなシステムが導入されることになりました。集中旅客サービスシステムというものです。
集中旅客サービスシステムは、東海道線豊橋-岡崎間の小駅、すなわち、西小坂井、愛知御津、三河大塚、三河三谷、三河塩津、三ケ根、幸田、相見の8駅に導入されます。遠隔での切符の確認や案内センターのオペレーターとの会話を可能にすることで、早朝から深夜まで列車が運行する時間帯については切符の購入、精算、ICカードへのチャージができるようになります(現在は無人となる時間帯では切符の購入、精算、ICカードへのチャージはできません)。案内センターのオペレーターはカメラによって駅の状況を把握し、切符の精算、客からの質問の対応や案内放送を行います。現地での案内が必要な時は、三河三谷、幸田にいる係員が出向くことになります。
さらに幸田には、遠隔サポート機能を付加した指定席券売機を導入します。インターホンを通じたオペレーター対応により、証明書を必要とする割引きっぷにも対応することができます。プレスリリースを読む限りは、JR西日本の「みどりの券売機プラス」レベルの能力はありそうです。幸田はそれでいいのですが、あとの駅は「みどりの窓口」が撤去され、無人駅になってしまいます。新幹線の特急券ぐらいは買うことができるように、指定駅券売機ぐらいは設置してもいいでしょう。
豊橋-岡崎間の小駅の無人化工事は2017年4月に着手し、10月に使用を開始します。工事費は約2.9億円です。
(追記)
近鉄名古屋駅構内のJRきっぷうりばも、2017年11月1日から遠隔サポート機能を付加した指定席券売機を導入します。駅係員によるきっぷの販売がなくなるのです。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000032440.pdf、http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000035009.pdf)
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