単色化が進む岡山で湘南色が残る
JR西日本は車両への塗装費用を削減するため、2009年から地方の電車を一色に塗ることにしました。色は地域ごとに決められ、中国地方は瀬戸内海に反射する陽光をイメージした濃い黄色となっています。岡山支社管内でも約220両ありましたが、9割以上が塗り替えられ、残っているのは2編成6両のみとなりました。
しかし、正直言ってJRになってからの新型車両や通勤型車両はともかく、国鉄型の近郊型車両に一色塗りは合っていません。国鉄時代からある湘南色のほうがはるかに人気は高いです。当初はこの6両も1月以降に行われる定期検査に合わせて、色を塗りなおす予定でしたが、湘南色が消えるのを惜しむ声を受けて、湘南色のまま残すことにしました。イベント用として使うことも考えています。
残る6両は1976年に製造されました。1986年に三鷹電車区から移ってきて、その後30年間、山陽線、伯備線、瀬戸大橋線などで走り続けてきました。6両とも約600万キロ走ってきましたが、当分廃車の予定はありません。当分は岡山で懐かしい湘南色の車両を見ることができます。
(参考:山陽新聞degital http://www.sanyonews.jp/article/470964/1/)
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