旧増毛駅舎、映画の時代に復元へ
2016年12月に惜しまれつつ廃止された、留萌線留萌-増毛間。増毛は高倉健の映画「駅 STATION」の舞台にもなったところです。増毛まで行った人は駅舎も見たことでしょうが、あれは映画のときの駅舎ではありません。
というのも、増毛の駅舎は1921年の開業時に建てられましたが、映画が公開されて3年後の1984年に駅が無人化されたため、ホーム側の半分が撤去されてしまったのです。
ところが増毛町は、観光資源とするために、その半分になった駅舎を復元して、映画が撮影されたころの状態に戻すことを考えています。増毛町は廃止のときにJR北海道から駅周辺の整備を支援するという名目で1.3億円もらったので、それを使うのでしょう。廃止直前(2016年4月~9月)は増毛町を訪れた観光客が約26万人と前年同期比で2割ほど増えましたが、留萌線に乗るのが目的なので、廃止されたらそういう人はいなくなります。今後も観光客数を維持したいのなら、それなりの目玉をつくらないといけないのです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/20170106-OYT1T50090.html、北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0354228.html)
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