茨木市内のJR京都線の新駅に二重引戸式の可動式ホーム柵
JR京都線摂津富田-茨木間に新駅ができることは以前に記事にしましたが、その続報です。
あと1年ほど後の2018年春開業予定の新駅ですが、2016年12月に新駅の概要が決定されています。まず位置についておさらいしておくと、駅の所在地は茨木市庄一丁目、摂津富田から約1.7キロ、茨木から約2.0キロのところです。駅の南東側には駅前広場ができ、車の乗り入れもできます。駅の北西側にも出ることができますが、歩行者専用通路のみです。自由通路を含めた建設費用は約66億円、JR西日本が約半分、国と茨木市が約1/4ずつ負担します。4扉の普通列車のみが停まる予定です。1日の乗降客数は約1.9万人を見込んでいます。
駅の設備は高架下の駅舎(外観は寺の門をイメージしています)、8両対応の島式ホーム1面、エレベータ1基、エスカレータ2基(上り、下り各1基)です。ホーム上の安全設備としては、非常ボタン、ホーム監視カメラのほか、可動式ホーム柵(二重引戸式)があります。ところで、可動式ホーム柵(二重引戸式)とはどういうものでしょうか? これもホームドアの一種なのですが(JR西日本では13駅目の導入となります)、可動式ホーム柵(二重引戸式)はJR西日本では初めての導入となります。可動部分が二段式となっていて、一段目の中に二段目を収納することができます。従来の可動式ホーム柵より開口部を広くすることができるのが特徴です。というのも、この新駅は地上にあります。雨などの影響で列車の停止位置が少しずれることもありますが、可動式ホーム柵(二重引戸式)なら開口部が広いので少々ずれても対応できるのです。
駅名は、まず茨木市が公募によりJR西日本に提案する駅名を決めます。応募資格は小学生以上で、2017年1月11日から2月28日まで募集しています。応募はインターネットのほか、はがきやFAXでもできます。結果は3月ごろに発表され、JR西日本に提案します。JR西日本はこれを参考にして、2017年中に駅名を決定する予定です。
(追記)
新駅の名前が「JR総持寺」に決まりました。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/12/page_9705.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/08/page_10927.html、THE PAGE https://thepage.jp/osaka/detail/20161220-00000003-wordleaf、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASJDN4D0FJDNPPTB003.html)
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