神戸電鉄、西鈴蘭台-志染間も日中30分間隔へ
神戸電鉄は3月下旬にダイヤ改正を行います。
今回のダイヤ改正は2014年6月と2016年5月(現行ダイヤ)に行ったダイヤ改正以降の利用状況や需要動向を見て、速達性の向上や他社線との接続改善などを行うものです。普通列車を急行や準急にする方法で速達性の向上を図り、3月4日のJR西日本のダイヤ改正を反映させることで三田発着の列車の接続改善を図ります。
しかし、一番のテーマは利用者の減少が続く粟生線のさらなる見直し。志染-粟生間は1時間間隔ですが、15分間隔の西鈴蘭台-志染間も厳しいのです。今回の改正では15分間隔で残るのは鈴蘭台-西鈴蘭台間のみで、西鈴蘭台-志染間は15分間隔から30分間隔に拡大します。西鈴蘭台10:12~15:12発、志染10:35~15:35発が該当します。これに伴い、粟生線の日中の急行列車(上下11本)は、上りを準急に、下りを普通にします。粟生線の急行通過駅での利用チャンスを増やすのが目的でしょう。粟生線の支援スキームは、今年度、つまりこの2016年度が最終年度です。今までの利用状況を踏まえて、利用者がさらに減少するのを覚悟でコスト削減策として本数を減らすのでしょう。
(追記)
ダイヤ改正日が3月25日に決まりました。
(参考:神戸電鉄ホームぺージ http://www.shintetsu.co.jp/release/2016/170113.pdf、http://www.shintetsu.co.jp/release/2016/170216.pdf)
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Comments
神戸市内は日中だけ30分間隔に間引かれるくらいならまだ慌てることもないでしょうが、来年度からの新支援スキームがどう粟生線に影響するか、再来年度が正念場ですね。
来年度から神戸市内の粟生線が廃止になる、ということもなさそうですし。
Posted by: 日置りん | 2017.01.16 05:17 AM
日置りんさん、おはようございます。
* 来年度からの新支援スキームがどう粟生線に影響するか、
客が全く乗らないローカル線でないだけに、どんなスキームで支援するかが重要になってきます。
Posted by: たべちゃん | 2017.01.16 06:04 AM