リニア橋本駅建設の障害が高圧送電線?
リニア中央新幹線の神奈川県内の駅は、相模原市緑区の橋本駅近くにできるようです。ところが、リニアの駅建設に障害となるものがあります。
それは高圧送電線。近くの東京電力橋本変電所から送電線が伸び、多摩地区や横浜方面に電力を供給しています。高さ50メートルを超える鉄塔約20本が駅予定地やその周辺にあります。リニアの駅は地下にできますが、地上に出る部分もあります。作業スペースもいります。そのためには鉄塔を撤去しなければなりません。JR東海は駅予定地にある鉄塔を移設する方針で、すでに東京電力とは交渉を進めています。
ただ、この移設も簡単にできるものではありません。駅予定地周辺には東京都区内のように高圧送電線を移設することができる地下溝がありません。仮に開削して埋めると巨額の費用がかかるようです。神奈川県からの委託を受けて三菱総合研究所が2012年3月にまとめた調査では、約100億円かかるとされています。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/161226/lif1612260009-n1.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 南海の新たな観光列車は食事もできる(2025.05.16)
「整備新幹線」カテゴリの記事
- 石川県、「米原ルート」を主張して足を引っ張るだけか?(2025.05.14)
- 北陸新幹線は雪に強い(2025.03.06)
- 北陸新幹線延期で、京都に国による説明会(2025.02.21)
- 函館線を貨物専用にしても要員が約200人必要(2025.02.19)
- リニアが開業すれば、静岡や浜松に「ひかり」が1時間に2本停まる(2025.03.02)
Comments